「ネジを20年磨きました」が通用する業界と、しない業界——転職2社目の朝に気づいたこと
結代かずみ|ミドルエイジクライシスからの人生次章設計『NEXT CHAPTER』プログラム
Date: 2 weeks ago
City: Remote
Contract type: Full time
Remote
こんにちは、エンジニア兼ビートメーカーのPHONONです。
7月24日、金曜日。朝のウォーキングは4,771歩。同じ30分でも、今日はいつもよりちょっと多めに歩けました。というのも今日は、稼働時間の調整でお休みをもらった日。特に予定のない、なんでもない休暇です。
そして今日は、その朝のウォーキング中にふと言葉にできた、「大企業とSES、どっちが自分に向いているのか」みたいな話を書いてみます。まずはビートの話から。
昨日のビートは、ソウルサンプルに808を重ねたトラップ
昨日、心地よいソウルトラックのサンプルを見つけまして。これを軸に一曲、ビートとして仕上げました。ソウル系のサンプルに808を重ねたソウルトラップ——ローファイ系のビートが好きな方にも、たぶんハマると思います。
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もうBeatStarsにアップロード済みですし、自宅で24時間流しっぱなしにしている「ビートストリームラジオ」にも反映してあります。リンクを共有しておくので、よかったら聞いてみてください。
大企業に向いているのは、「歯車でいい人」
ここからが、今日いちばん書きたかった話です。
私は今、転職して2社目。1社目は大企業グループの会社で、親会社への出向もあって、グループ全体で言えば数万人規模の世界にいました。今はSES企業で、規模で言えば中規模——大手SIerにはかなわないけれど、中小のSIerよりは大きい、くらいの感覚です。
この2つを行き来してみて、朝のウォーキング中にふと言葉にできたことがあります。それは、大きい企業体に向いているのは「歯車でいい人」なんじゃないか、ということ。
たとえば、ECサイトのボタン一個
アプリケーションでたとえてみます。
大きなECサイトがあるとして、そのプロダクト全体のオーナーは、取締役や社長みたいな立場の人です。その下に、ホーム画面を見る人、商品ページを見る人、お知らせページを見る人……と役割が分かれていて、それぞれに課長がいる。
さらに細分化していくと、最終的には「ホーム画面から商品ページに遷移するボタン、その一個を作る人」にまで行き着きます。大企業の歯車として働くというのは、極端に言えば、このボタン一個の製造と保守に、何十年も費やすということなんですよね。土台になる部分だから、そこがちゃんとしていないと商品ページにも飛べない。だからちゃんと意味はある。でも、担当する範囲はずっとそのボタンのまま、という構造です。
「ネジを20年磨きました」は、どこで通用するか
これ、製造業のネジでたとえると、もっとはっきりします。
「ある製品の生産基盤を支えるネジ、その研磨工程に20年勤めていました」。これを面接で伝えたとして、畑違いの業界からは「で、それが何ですか?」となりがちです。同じ業界に移れたとしても、やっぱり「研磨工程のプロ」として、その会社の研磨の役割に収まることが多い。
私自身、工場で13年やってきた身なので、これは実感としてよく分かります。
ところがIT業界は、ここが少し違う。製造だけをやる人にもなれるし、逆に「ネジを提供する側」にもなれるんです。ボタンを作り続ける人でいることもできるし、頑張り次第では、そのボタンを含むプロダクトのオーナー側にも回れる。スケールの幅を、自分である程度決められる業態なんだな、と。
昔ながらの会社なら、ホーム画面の担当に配属されたらホーム画面の課長になり、良ければ部長になる——というのが一本道の出世ルートだと思います。でもこの業界は、自分の頑張り次第で、そのネジを提供する会社のプロダクトオーナーにもなり得る。最終的には個人の技量と、マネジメントのスキルを高めていけるかどうか。実際に現場に入ってみると、元フリーランスの人もいれば、本当にいろんな立ち位置の人がいます。
転職しなかったら、見えていなかった
もちろんこれは、私が実際に体験して感じただけの、n=1の話です。一般論として正しいのかは分かりません。でも、自分で経験して、実際にそう感じたということ自体には、意味があると思っています。
正直、今の現場ではめちゃくちゃしごかれています。それでも、そのしごきの中でこういう見方を手に入れられたのは大きい。大きい企業にいた頃は、その企業の中での処世術くらいしか見えていませんでした。片方しか知らなければ、比べようもないですからね。転職していなかったら、たぶん一生気づけなかった視点だと思います。
なんでもない休日を、なんでもなく
そんなことを考えながら歩いて、今日はこのあと、特に予定のない一日を過ごします。
でも改めて考えると、「何もない日」って、逆にあんまりないんですよね。仕事があって、制作があって、たいてい何かしら動いている。だからこそ、こういう日はちゃんとリラックスして、なんでもないままに楽しもうと思います。
それでは、良い一日を。以上です。
7月24日、金曜日。朝のウォーキングは4,771歩。同じ30分でも、今日はいつもよりちょっと多めに歩けました。というのも今日は、稼働時間の調整でお休みをもらった日。特に予定のない、なんでもない休暇です。
そして今日は、その朝のウォーキング中にふと言葉にできた、「大企業とSES、どっちが自分に向いているのか」みたいな話を書いてみます。まずはビートの話から。
昨日のビートは、ソウルサンプルに808を重ねたトラップ
昨日、心地よいソウルトラックのサンプルを見つけまして。これを軸に一曲、ビートとして仕上げました。ソウル系のサンプルに808を重ねたソウルトラップ——ローファイ系のビートが好きな方にも、たぶんハマると思います。
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もうBeatStarsにアップロード済みですし、自宅で24時間流しっぱなしにしている「ビートストリームラジオ」にも反映してあります。リンクを共有しておくので、よかったら聞いてみてください。
大企業に向いているのは、「歯車でいい人」
ここからが、今日いちばん書きたかった話です。
私は今、転職して2社目。1社目は大企業グループの会社で、親会社への出向もあって、グループ全体で言えば数万人規模の世界にいました。今はSES企業で、規模で言えば中規模——大手SIerにはかなわないけれど、中小のSIerよりは大きい、くらいの感覚です。
この2つを行き来してみて、朝のウォーキング中にふと言葉にできたことがあります。それは、大きい企業体に向いているのは「歯車でいい人」なんじゃないか、ということ。
たとえば、ECサイトのボタン一個
アプリケーションでたとえてみます。
大きなECサイトがあるとして、そのプロダクト全体のオーナーは、取締役や社長みたいな立場の人です。その下に、ホーム画面を見る人、商品ページを見る人、お知らせページを見る人……と役割が分かれていて、それぞれに課長がいる。
さらに細分化していくと、最終的には「ホーム画面から商品ページに遷移するボタン、その一個を作る人」にまで行き着きます。大企業の歯車として働くというのは、極端に言えば、このボタン一個の製造と保守に、何十年も費やすということなんですよね。土台になる部分だから、そこがちゃんとしていないと商品ページにも飛べない。だからちゃんと意味はある。でも、担当する範囲はずっとそのボタンのまま、という構造です。
「ネジを20年磨きました」は、どこで通用するか
これ、製造業のネジでたとえると、もっとはっきりします。
「ある製品の生産基盤を支えるネジ、その研磨工程に20年勤めていました」。これを面接で伝えたとして、畑違いの業界からは「で、それが何ですか?」となりがちです。同じ業界に移れたとしても、やっぱり「研磨工程のプロ」として、その会社の研磨の役割に収まることが多い。
私自身、工場で13年やってきた身なので、これは実感としてよく分かります。
ところがIT業界は、ここが少し違う。製造だけをやる人にもなれるし、逆に「ネジを提供する側」にもなれるんです。ボタンを作り続ける人でいることもできるし、頑張り次第では、そのボタンを含むプロダクトのオーナー側にも回れる。スケールの幅を、自分である程度決められる業態なんだな、と。
昔ながらの会社なら、ホーム画面の担当に配属されたらホーム画面の課長になり、良ければ部長になる——というのが一本道の出世ルートだと思います。でもこの業界は、自分の頑張り次第で、そのネジを提供する会社のプロダクトオーナーにもなり得る。最終的には個人の技量と、マネジメントのスキルを高めていけるかどうか。実際に現場に入ってみると、元フリーランスの人もいれば、本当にいろんな立ち位置の人がいます。
転職しなかったら、見えていなかった
もちろんこれは、私が実際に体験して感じただけの、n=1の話です。一般論として正しいのかは分かりません。でも、自分で経験して、実際にそう感じたということ自体には、意味があると思っています。
正直、今の現場ではめちゃくちゃしごかれています。それでも、そのしごきの中でこういう見方を手に入れられたのは大きい。大きい企業にいた頃は、その企業の中での処世術くらいしか見えていませんでした。片方しか知らなければ、比べようもないですからね。転職していなかったら、たぶん一生気づけなかった視点だと思います。
なんでもない休日を、なんでもなく
そんなことを考えながら歩いて、今日はこのあと、特に予定のない一日を過ごします。
でも改めて考えると、「何もない日」って、逆にあんまりないんですよね。仕事があって、制作があって、たいてい何かしら動いている。だからこそ、こういう日はちゃんとリラックスして、なんでもないままに楽しもうと思います。
それでは、良い一日を。以上です。
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